ZILLION ARCHIVE ROOM(Yahooブログ移行版)

Yahooブログから流れてきたTVアニメ『赤い光弾ジリオン』非公式ファンサイトです。元々は放映30周年を記念する週刊ブログでしたがそのまま不定期で続いています。

J.Jの表記揺れコレクション

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ムービックから当時発売された下敷きより
 
赤い光弾ジリオン』のメインキャラクター3人にはコードネームしか設定されておらず、その本名は最後まで明かされていない。そのコードネームについては、タツノコのこれまでのボツ企画の中から選定されたという。
 
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タツノコの未映像化企画『スカイファイターZ』と『スカイ番長』
タツノコプロ30周年記念全集』より

タツノコの未映像化企画に埋もれていた「J.J」、「チャンプ」、「アップル」はそれぞれどんなキャラクターだったのか不明だが、ジリオンの放映とその人気により、彼らの名前は「ジリオンのキャラ名」として定着したと言っていいだろう。近年話題になったスケートアニメ『ユーリ!!! on ICE』にJ.Jと呼ばれるキャラが登場し、古参のアニメファンが軒並みジリオンを思い出すという現象が見られたことは記憶に新しい。
 
しかし、ジリオンの主人公であるはずの「J.J」だが、その表記は公式においてもかなりブレがある。今回はその表記バリエーションを確認してみたい。
まずは放映された本篇の各話タイトル画面と、予告画面から。

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第1話「コードネームはJJ」タイトル、第7話「死闘!JJ対リックス」予告、第17話「涙!JJをさがせ」 タイトルより

いずれもピリオド等はない「JJ」表記となっている。
エンディングのキャスト表記ではどうだろうか。

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第1話「コードネームはJJ」エンディングより 

第1話では「J・J」表記であり、それ以降の放送でも変更は見られない。ちなみにエイミは第1話のエンディングでのみ「エイミー」表記となっており、ここにも表記揺れが見られる。

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ビデオ『赤い光弾ジリオン 総集編1』より

総集編ビデオではなぜか「JJ」表記となっている。

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最終31話「勝利のラストシュート」より
 
本篇では最終回にキャラクター紹介が流れるが、こちらは貴重な英語表記となっていた。ここでの表記は「J・J」となっており、通常のエンディング表記に準じているようだ。

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OVA赤い光弾ジリオン 歌姫夜曲』より
 
逆にOVA歌姫夜曲ではオープニングにキャスト表記が登場。こちらも「J・J」表記となっている。
では紙資料や印刷物ではどうだろうか。制作現場に使用された設定資料や脚本、絵コンテなどを確認してみたい。

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TV版設定資料creations1より

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OVA版設定資料creations2より

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第1話脚本、最終話絵コンテより
どちらもブルーレイBOXの特典から

印刷された脚本では「J・J」、後藤隆幸氏や西久保監督の直筆では「J.J」と書かれているようだ。
准公式となる読み物や、CDのライナーノーツ等となると、それぞれバラツキが目立ってくる。

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絵本『赤い光弾ジリオン1』より

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ぬりえ『赤い光弾ジリオン』より

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CD『赤い光弾ジリオン お洒落倶楽部』より

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カセットシアター「シークレット ティ・パーティ」より

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マンガ(スーパーボンボン版)より

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マンガ(MIX NOISE版)より

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マンガ(歌姫夜曲特典インナー)より

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マンガ(アメコミ版)より

「ジェイ・ジェイ」や「J=J」など、また新たな表記が確認できる。これが公式のチェックの行き届かない雑誌やグッズ類となると、さらに混沌としてくるが、ひとまずここまでのバリエーションを確認したところで今回は区切りとしたい。
 
次回は、一年ちょっと前に出たアップルのフィギュアに関する、後藤隆幸氏のミニインタビューを紹介予定。