フィギュア「ヒロインメモリーズ アップル」
パッケージ
右上のシールを見る限り、ジリオン関係の商品化権はいまもNTVにあるようだ
ジリオンの放映30周年だった去年は、終わってみればブルーレイ発売時以来の盛り上がりに恵まれた年だった。
下半身のボリュームも特筆もの。
手持ちの銃はニュージリオンで、劇中の射撃ポーズのイメージを崩さないポージングが嬉しい。ポーズの元になった劇中シーンはこのあたりだろうか。
最終話『勝利のラストシュート!』より
戦闘時にしては曖昧な表情や、顔の再現性にはもう少し頑張って欲しかったところだ。
80年代キャラの立体化において問題となりやすい髪型は非常に上手く処理されており、ほとんどの角度で違和感なく見られる。
付属のオパオパも(アニメ版としては)30年ぶりの登場となる。オパオパのキャノピーは透明なのか不透明なのかは立体化の際に解釈が分かれる点だが、このフィギュアでは不透明となっている。
メガハウスの担当者は自分が真に欲しい美少女フィギュアを出すために、このヒロインメモリーズのブランドを立ち上げたそうだ。シリーズがこのアップルで終了とアナウンスされている現在、その思惑はビジネス的な大成功には繋がらなかったようだが、まだジリオンのグッズが企画される余地があることをを示しただけでも、その意義は大きかったのではないだろうか。担当者の奮闘に感謝したい。