日記
Yahooブログ最後の更新となる今回は予定を変更し、最近のジリオン関係のニュースをご紹介したい。 藤本譲氏逝去 先月6月10日、Mr.ゴードを演じた藤本譲氏(83)が心不全のため亡くなった。 TVアニメ『鉄人28号』(1963年)や『黄金バット』(1967年)などで…
『MIX NOISE 後藤隆幸作品集』表紙 『赤い光弾ジリオン』のTV放映に合わせたコミカライズは講談社「コミックボンボン」と「スーパーボンボン」を舞台に行われた(こちら)が、それとは別に、アニメの人気によって生まれたコミックもTV放映終了前後から登場し…
コミックボンボン1987年4月号より 今月12日に放映開始32周年を迎えた『赤い光弾ジリオン』(こちらやこちら)の放映当時は、TVアニメに替わって新興メディアであるOVAが大きく市場を拡大していた時期でもあった。その変化は声優選びにも影響し、キャリアの少…
『赤い光弾ジリオン』25話「優しき逃亡者アップル」より (前回はこちら ) 前回は2014年の『ジョバンニの島』までを追ったが、今回はその後の西久保氏の活動及び、これまでの紹介から漏れていたOVA『闇のパープルアイ』(1988年)と、OVA『ゼクトバッハ オ…
アニメディア1987年12月号付録ポスター(原画:沖浦啓之氏)より 『赤い光弾ジリオン』のヒロイン アップルは1987年を代表するアニメキャラとして高い人気を得たが(こちら)、これは制作側にとってやや予想外の出来事だったようだ。 タツノコにおけるジリオ…
ムービックから当時発売された下敷きより 『赤い光弾ジリオン』のメインキャラクター3人にはコードネームしか設定されておらず、その本名は最後まで明かされていない。そのコードネームについては、タツノコのこれまでのボツ企画の中から選定されたという。 …
アニメディア1987年6月号より 学研「アニメディア」は1981年に創刊し、現在も刊行中の老舗アニメ誌。1987年のジリオン放映当時におけるアニメ情報誌はジ・アニメやマイアニメ、アニメックが相次いで休刊、アニメージュ、ニュータイプ、OUTと合わせて4誌まで…
今回は1989年頃に発行されたと思われる同人誌「歌姫夜曲BURNING NIGHT 作画集」(発行:蒲田行進曲)をご紹介したい。これは前年、1988年に発売されたOVA『赤い光弾ジリオン 歌姫夜曲』の原画、ラフ原画、レイアウト、作監修正などが掲載された同人誌で、132…
今回は軽めの更新。最近Twitterでひょんなことから大阪の「なんや」さんからジリオンのセル画を買わせていただいたので紹介したい。 『赤い光弾ジリオン 歌姫夜曲』セル画 歌姫はOVAということもありセル枚数自体はかなり多いと思われるが、市場に出てくるこ…
本ブログでは過去に存在したジリオンのガレージキット(少数生産のプラモデルのようなもの)について触れたが(こちら)、最近ネット通販でJ.Jのキットの現物を入手することができたのでご紹介したい。 キットのパッケージ パッケージイラストは元スタジオ鐘…
今回は、先日開催されたコミックマーケット94にて、ジリオンで作画監督を担当したアニメーター 黄瀬和哉氏の画集を入手したので予定を変更してご紹介したい。また、同じくコミックマーケットで販売されたジリオン関係の同人誌もちょっびっとだけご紹介。 『…
ニュータイプ1987年5月号より。セル原画は井口忠一氏 既出(こちら)の通り、『赤い光弾ジリオン』の企画タイトルは『シューティングファイター ジリオン』だった。タイトルに「赤い光弾」が入ったのは4月の放送の直前、2月~3月頃の土壇場だったようで、放…
OUT1988年8月号より OVA『赤い光弾ジリオン 歌姫夜曲』(1988年)は今日6/21がその発売30周年となる。 本作はTVシリーズの好評を受けて制作されたスピンオフ作品。スタッフはメインキャラクターデザインの後藤隆幸氏を総作画監督に迎え、西久保監督以下TVシ…
第8話のセル画 今回はこれまでの記事の修正情報と、前回に引き続きジリオンのセル画を紹介したい。 『赤い光弾ジリオン』のキャラクターデザインはコンペ形式で行われた。コンペの参加者について後藤隆幸氏は、浜崎博嗣、水村良男の両氏とともに参加した、と…
第1話のセル画 『赤い光弾ジリオン』は31年前の今日 1987年4月12日朝10時に、日本テレビ系列でTV放送がスタートしている(こちら )。 今回は、その第1話「コードネームはJJ」で使用されたセル画をご紹介したい。 第1話はメインキャラクターデザインの後藤隆…
『アタゴオルは猫の森』劇場用パンフレットより (前回はこちら ) 前回は『イノセンス』(2004年)までを追ったが、その前年の西久保監督作として『ハートカクテル・アゲイン』(2003年)が抜けていたので補足したい。 オトナのオモチャ「ハートカクテル・…
アニメージュ1988年1月号より。沖浦啓之氏の年賀状 本ブログはこれまで様々なジリオンに関係する書籍を紹介してきたが、あとから確認したいファンのために、ここで書籍リストを公開しておきたい。 書籍にはジリオンに関する部分の簡単な内容紹介と、2018年3…
アニメージュ1987年11月号より 徳間書店のアニメ誌「アニメージュ」は放映前こそ後藤隆幸氏のキャラクターの魅力を推していたものの、当時の鈴木敏夫編集長らアニメージュ編集部の趣味に合わなかったのかどうか、放映中のジリオンの扱いはあまり良くなかった…
番組告知用ポスター。原画は井口忠一氏だろうか。『別冊アニメディア 赤い光弾ジリオン 完璧版』より 1987年でトップクラスの人気アニメとなったジリオンは、翌年の歌姫夜曲を含め、グッズや雑誌ふろくなどの形で様々なポスターが制作された。ここでは、主に…
第24話「大冒険!戦士オパオパ」より 以前にも触れた(こちら )通り、ジリオンのシナリオスタッフで最初に作品に参加したのは関島真頼氏で、プランニングコーディネーター 植田もとき氏とともにジリオンの企画を立ち上げた氏は、そのまま文芸構成としてシリ…
『軌跡―Production I.G 1988‐2002』より、後藤隆幸氏のイラスト 2018年の今年で本放送以来31年となる『赤い光弾ジリオン』には、当時のファンの手になると思われる雑誌の回顧記事がいくつか存在する。今回はそれらの一部をご紹介。 アニメディア1991年7月号…
『シークレット ティ・パーティ』パッケージ アニメイトコレクション12 ジリオン・カセットシアター『シークレット ティ・パーティ』はムービック(アニメイト)から発売されたジリオンのオリジナルグッズのひとつ。名前の通り、発売されたメディアはカセッ…
アニメージュ1987年12月号より 以前にも触れたように(こちら )、ジリオンは激闘編前後で作画監督のローテーションが変更になっている。TVシリーズとOVA歌姫夜曲のスタッフリストから抜き出してみよう。(敬称略) TVシリーズ激闘編以前 後藤隆幸(1話) 浜…
ニュータイプ1988年1月号より (前回はこちら) アニメファンの好評を得た『赤い光弾ジリオン』は外伝となるOVA『歌姫夜曲』(1988年)の発売後、ぷっつりと動きが止まる。歌姫の植田もときプロデューサーはその後も続編の可能性を模索していたようだが(こ…
ニュータイプ1987年8月号より 角川書店(現 カドカワ)のアニメ雑誌「ニュータイプ」は記事ページに描きおろしのイラストを大胆に使用する斬新なスタイルで、現在のグラビア中心のアニメ誌の方向性を決定づけた。 他誌同様にジリオン人気に乗り遅れた感のあ…
パッケージ 右上のシールを見る限り、ジリオン関係の商品化権はいまもNTVにあるようだ ジリオンの放映30周年だった去年は、終わってみればブルーレイ発売時以来の盛り上がりに恵まれた年だった。 その年末も押し迫った12/28にメガハウスから発売されたフィギ…
第25話「優しき逃亡者アップル」より 新年おめでとうございます。30周年イヤーは終わりましたが、このページはしばらく続く予定です。 『赤い光弾ジリオン』のタツノコ側プロデューサーだった岩田弘氏は、洋画や海外ドラマのようなテイストをジリオンに入れ…
『後藤隆幸作品集 MIX NOISE』より 30年前の本放送時、まったくの新番組だった『赤い光弾ジリオン』は注目度も低く、それに伴い主力商品であるトイ以外のキャラクターグッズの初期ラインナップも実に貧弱なものだった。 アニメディア1987年4月号より まずは…
12月18日現在、東京・西荻窪のササユリカフェではプロダクションI.G 後藤隆幸氏の個人展「TAKAYUKI GOTO ART WORKS」が今月25日まで開催中。 ササユリカフェはスタジオジブリのスタッフだった舘野仁美氏がジブリ作画部門の解体後に開いたカフェで、これまで…
東京 西荻窪のササユリカフェでは後藤隆幸個人展が開催中(2017年12月11日現在)。 今回は、その連動イベント「後藤隆幸×西久保瑞穂 お話し会」への参加機会を得たので、そのレポートをお届けしたい。思いのほか長文となったため、展示内容については次回更…