ジリオンのキャラクターグッズ
『後藤隆幸作品集 MIX NOISE』より
アニメディア1987年4月号より
低年齢向けに登場したえほん、ぬりえ、茶碗
アニメージュ1987年11月号より
アニメージュ1988年11月号より
『タツノコプロ大全集』より
前者には後藤氏描き下ろしのジリオン漫画が、後者には第9話「ぬすまれたジリオン」や第25話「大冒険!戦士オパオパ」などを手がけた脚本家 渡辺麻実氏の手になるボイスドラマが収録され、CDやOVAとともに「公式による2次創作」ともいえる広がりを見せた。
『後藤隆幸作品集 MIX NOISE』より
この頃のムービックのチラシによると、『赤い光弾ジリオン』のキャラクター商品が『聖闘士星矢』を超えたと書かれている。原作の縛りのないオリジナル作品で、ローティーンのアニメファンにリーチした作品でありながらジリオン銃など公式の玩具が高価だったこと、アニメックなど競合他社が取り扱わなかったことなども重なった結果と思われる。
1988年7月ごろのムービックのチラシより
また、1989年の3月からはTVシリーズを収録したレーザーディスクの発売が始まったが、その全話購入特典には特製ジグソーパズルが用意された。同様に、2002年のDVDボックスの購入特典にもジリオン銃のストラップが作られ、これが2017年時点では公式最後のキャラグッズと思われる。
DVDボックス全話購入特典のストラップ
そして放映30周年である今年は、アップルのフィギュアが発売予定となっている(こちら)。非常に高価なものではあるが、自分も含む30年来のファンには嬉しいサプライズプレゼントとなったのではないだろうか。メリー・クリスマス!
次回は、第25話「優しき逃亡者アップル」の元ネタとなった映画『グロリア』と、ジリオンで元ネタとなる映画の傾向について。