放映開始31周年!『赤い光弾ジリオン』第1話のセル画
第1話のセル画
今回は、その第1話「コードネームはJJ」で使用されたセル画をご紹介したい。
いずれも第1話より
このカットにも後ろ姿で登場している1話のゲストキャラ、アディはその存在感がスタッフに気に入られたのか、第22話「ウソから出た大勝利!」に再登場している。
アディはジリオンで唯一の後藤氏デザインのゲストキャラでもあり、DVDボックスのジャケットにも登場した。アフレコ直前まで男の子の設定だったこともあってか(こちら)、同じく後藤氏の手がけたサイコーユ鬼やエイミの持つ可愛らしさとはまた違った魅力を持つキャラクターとなっている。
DVD BOX Disc.1のジャケットより
第1話本編より
スーパーボンボン1987年7月号より
アメコミ版第1集より
アディと一緒にいたこの犬はスーパーボンボンのコミカライズ版(こちら)やアメコミ版(こちら)にも登場しているが、再登場時にはリストラされている。22話のテーマ的に、アディが心を許せる対象がいてはお話が成り立たない、と判断されたのかも知れない。このあたりの設定のユルさは1話完結作品ならでは。
第1話の動画より
第1話の本編では、J.Jは正規の戦闘スーツを着ていない。その意味でも、この第1話はプロローグ的な意味合いが強そうだ。
アニメージュ1987年7月号より
OUT1987年11月号より
高いクオリティを見せた第1話は、スタッフの士気と視聴者の期待とを高めることに成功した。そして『赤い光弾ジリオン』は年末までの3クール(本編31話+再放送6話)を駆け抜けて行くことになる。
今回紹介したセル画・動画は、(株)ルノテオのMACKYさんからご提供いただいた。
MACKYさん、貴重な資料のご提供ありがとうございました。