似てる?似てない?ジリオンを彷彿とさせるゲームたち
いまでこそ映画をも凌ぐ巨大産業となったものの、昔のTVゲームはおおらかというか、無邪気な作品も多かった。特にオタク気質のゲーム開発者はアニメファンを兼ねることが多く、『機動戦士ガンダム』(1979年)『新世紀エヴァンゲリオン』(1995年)などの人気作品ともなれば、多数のゲームでパクリ、パロディ、オマージュの対象となった。マニアックなファンはあまりつかなかったジリオンでも、いくつかのタイトルにそれらしき痕跡が見て取れる。
『ブラスターマスターゼロ』のイメージイラスト
(ファミ通.comより引用)
『レディファントム』より
『FOXY』より
こちらはエルフの18禁ゲーム『FOXY』(PC88など 1990年)。ここにもアップルによく似た女戦士が登場している。
ちなみに、このFOXYにはのちに続編『FOXY2』(PC98など 1991年)が登場しているが、こちらのキャラクターデザインは後藤隆幸氏のスタジオ鐘夢に所属し、ジリオンでも原画として参加した四谷みつひろ(よつやみつひろ)氏が手がけている。
OUT1987年11月号より、よつやみつひろ氏のイラスト
このGジェネには模型やマンガでのみ展開されていた「ガンダムF-90」という、アニメではない作品が登場するが、メインキャラのキャストにホワイトナッツトリオとなる関俊彦、井上和彦、水谷優子の各氏が起用されている。意図されたものかどうかはともかく、ジリオンファンならニヤリとさせられるキャスティングだ。
その他、アニメ『赤い光弾ジリオン』の原作となった玩具「超高速光線銃ジリオン」が、セガの『ファンタシースターオンライン』(DCなど 2000年)『ベヨネッタ』(Xbox360など 2009年)等にオマージュの形で登場している。さすがに30年前のネタなので、今後増える可能性はあまりなさそうだ。
最後にオマケ。
『スタークルーザー』ゲーム画面