ZILLION ARCHIVE ROOM(Yahooブログ移行版)

Yahooブログから流れてきたTVアニメ『赤い光弾ジリオン』非公式ファンサイトです。元々は放映30周年を記念する週刊ブログでしたがそのまま不定期で続いています。

似てる?似てない?ジリオンを彷彿とさせるゲームたち

いまでこそ映画をも凌ぐ巨大産業となったものの、昔のTVゲームはおおらかというか、無邪気な作品も多かった。特にオタク気質のゲーム開発者はアニメファンを兼ねることが多く、『機動戦士ガンダム』(1979年)『新世紀エヴァンゲリオン』(1995年)などの人気作品ともなれば、多数のゲームでパクリ、パロディ、オマージュの対象となった。マニアックなファンはあまりつかなかったジリオンでも、いくつかのタイトルにそれらしき痕跡が見て取れる。
 
『超惑星戦記メタファイト』パッケージ
ファミ通.comより引用)
 
『ブラスターマスターゼロ』のイメージイラスト
ファミ通.comより引用)
 
まずは、 サン電子から発売された『超惑星戦記メタファイト』(ファミコン 1988年)。なんと今年、『ブラスターマスターゼロ』(3DS等 2017年)として29年ぶりにリメイクされている。
この主人公の格好は、ジリオンのJ.Jおよびアニメ版聖闘士星矢の影響を強く感じる。そのジリオン風プロテクターがリメイク版でも踏襲されている点にも注目したい。

 
『レディファントム』パッケージ駿河屋 より引用)
 
『レディファントム』より
 
次は日本テレネット・レーザーソフトの『レディファントム』(PCエンジンCD-ROM 1991年)。ジリオンのみならず、麻宮騎亜=菊池通隆氏のコンパイラによく似たキャラも見える。
この中央、アップル似の緑髪キャラはジリオンではエイミ役だった本多知恵子さんが声を担当しており、アップルとエイミが混ざったようなキャラとなっている。

 
『FOXY』パッケージ駿河屋より引用)
 
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『FOXY』より
 
こちらはエルフの18禁ゲーム『FOXY』(PC88など 1990年)。ここにもアップルによく似た女戦士が登場している。
ちなみに、このFOXYにはのちに続編『FOXY2』(PC98など 1991年)が登場しているが、こちらのキャラクターデザインは後藤隆幸氏のスタジオ鐘夢に所属し、ジリオンでも原画として参加した四谷みつひろ(よつやみつひろ)氏が手がけている。
 
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OUT1987年11月号より、よつやみつひろ氏のイラスト
 
次に、『SDガンダムGジェネレーション』(PS 1998年)。

SDガンダムGジェネレーション』パッケージ駿河屋  より引用)
 
 
このGジェネには模型やマンガでのみ展開されていた「ガンダムF-90」という、アニメではない作品が登場するが、メインキャラのキャストにホワイトナッツトリオとなる関俊彦井上和彦水谷優子の各氏が起用されている。意図されたものかどうかはともかく、ジリオンファンならニヤリとさせられるキャスティングだ。
 
その他、アニメ『赤い光弾ジリオン』の原作となった玩具「超高速光線銃ジリオン」が、セガの『ファンタシースターオンライン』(DCなど 2000年)『ベヨネッタ』(Xbox360など 2009年)等にオマージュの形で登場している。さすがに30年前のネタなので、今後増える可能性はあまりなさそうだ。
 
最後にオマケ。
 
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スタークルーザー』ゲーム画面

アルシスソフトウェアの『スタークルーザー』(PC88など 1988年)。作者吉村氏によると、主人公たちのこの片目ディスプレイはジリオン由来なのだそうだ。
 
 
次回は、ジリオンキャラクターデザイナー 後藤隆幸氏の4コママンガ「こまったユ鬼ちゃん」と、この作品に登場したジリオンネタについて。